YUTAROさんとの出会い

僕の美容師人生

前回の記事はコチラ。

渋谷でも美容師として活動し始め、
2度目の“出張”の準備を終え、朝の飛行機に間に合うよう、そろそろ寝ようかな……と思っていた、その時。

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意味が分かりませんでしたw

言われるがまま電話をかけてみると……

「もしもし!どんぐり山ですー!」

当時、店長だった伊藤くんの声。


「あの……○○さんって、そちらにいますか?
なんか、電話するよう言われたんですけど……」

伊藤くん
「あっ!聞いてる聞いてる!
今、目の前に祐也くんの大好きなYUTAROさんおるから、代わるねー!」


「えっ……!?😳」

YUTAROさん
「もしもし。髪、切りに来れんの?」


「えっ! あっ! はいっ! すぐ行きます!」

ますます意味が分からん…

急いでどんぐり山に向かい、店の前で再度電話をかけると……

開いたドアの奥から出てきたのは──

YUTAROさん。

((((;゚Д゚))))

YUTAROさん
「マンガみたいな驚き方するね」

……そらそうですよ。

中3の頃から、あなたのファンなので!!!!

ここでモタモタして時間を取らせるわけにもいかず、
早速、呼び出した張本人の○○さんのロングヘアを、バッサリとボブにカット。

切る方も、切られる方も、完全にバグってるw

その後、それを見ていたYUTAROさんと、朝5時まで談笑。

「おまえ、おもしろい奴だから、また会おうよ」

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……正直、何が面白かったのかは分かりませんが
どうやら気に入っていただけたようで、連絡先を交換してその日は解散しました。

ちなみにその日の僕の飛行機、7:05発でした…

ベロベロになりながらも、夢のような時間の余韻に浸っていました。

その後、渋谷での仕事のたびに何度かご連絡させていただいたものの、なかなかタイミングが合わず、

「また会おうよ」

は実現しないまま、約2年が経ちました。

そんなある日、

【新生sads、氣志團〈SEKIGAHARA〉にて始動】

という記事がアップされ──

そこに写っていたのは、
Sadsの新ベーシストとしてステージに立つYUTAROさんの姿。

もともと僕は、中3の頃、先輩がやっていた黒夢のコピーバンドを観たことがきっかけで清春さんを好きになり、
黒夢の無期限活動休止後に始動したSadsはもちろん、
清春さんプロデュースでデビューした

ゼリ→

を知らないわけがなく。

当時のパンクファッションも、ほぼ全てYUTAROさんの影響でした。

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そんな大好きなバンドに、大好きな人が加入する。

興奮しないわけがなく、すぐに連絡しました。


「Sads加入って、マジですか!?」

YUTAROさん
「ビックリした?」


「夏の大阪、行きますね!」

チケットも無事に取れ、
「あと3日で会える……!」

と思っていた矢先。


「明後日、ライブ楽しみにしてますね!」

YUTAROさん
「髪、切ってー」

……「髪、切ってー」!?

いや、
切らせてもらっていいんですか!?

ただのファンだった僕が美容師になり、
憧れの人の髪を切れる日が来るなんて。

そうして迎えた当日。

緊張感MAXの状態で、Sadsの楽屋でカット。

……ということは、
つい最近までフロアから観ていたK-A-ZさんもGOさんも、そこにいるわけで。

その後、清春さんにもお会いさせていただきました。

緊張しすぎて、
YUTAROさんをカットしたことと、Sadsのメンバーにお会いできたこと以外の記憶が、ほぼありません。

帰り道も、
「どうやって帰ったっけ?」
レベルでした。

それ以降も、Sadsのライブに何度か足を運ばせていただき、そのたびにヘアのメンテナンスを担当させていただくようになり、

2018年の活動休止発表前には、
アーティスト写真でのヘアセットも担当させていただきました。

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そんな中、ある日。

YUTAROさん
「大阪でミュージックビデオ撮るから、ヘアメイクしてくれん?」

……断る理由など、あるわけもなく。

こうして、キャリア初のミュージックビデオのヘアメイクを担当させていただくことになりました。

その作品が、まっしろ / the tiny
https://youtu.be/VwrJaP94qu8

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残念ながらthe tinyは解散してしまいましたが、
このミュージックビデオとアーティスト写真がきっかけで、
ヘアメイクとしての新たな一歩を踏み出すことができました。

憧れの人に出会えただけでも嬉しかったのに、
気がつけば作品に関わらせていただき、

Higher than stars / A11 your Days
https://youtu.be/_4nxGY9w3p4

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でも、アーティスト写真とミュージックビデオのヘアメイクを担当。

「自分がヘアメイクをした作品が残ること」への責任感。
現場で、ヘアメイク以外の仕事が楽しいと感じたこと。

ただ“好き”や“楽しい”だけではなく、
予想や想像を超えていくためのプレッシャー。

YUTAROさんとのお仕事では、
経験だけでなく、気づきや学びが本当に多くありました。

真剣に向き合うことで、
普段のサロンワークでは味わえない、ヒリヒリとした感覚を知りました。

その後も、

Liar / A11YOURDAYS, (2020年3月)
https://youtu.be/ksUwaI_jo_s

Reincarnation Rose / Boris (2021年11月)
https://youtu.be/OTpFrv_Cr-o

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と、ヘアメイクを担当。

最新では、

「PICTURES」/ アルルカン
アーティスト写真のヘアセットを担当させていただきました。

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YUTAROさんとの仕事で、一番印象に残っている言葉があります。

「お前の“100点”とか“勉強になりました”とか要らんから、思い切りやれ」

言った本人は覚えてないかもしれませんが。

この言葉のおかげで、
ミュージックビデオやアーティスト写真の仕事を、
普段のサロンワークとは切り離して考えられるようになりました。

同時に、めちゃくちゃ考えさせられます。

考えすぎて、
手を動かすのが怖くなることも、
一歩踏み出すのが怖くなることもあります。

それでも、

やりたい。
やり切りたい。
「カッコいい」って言わせたい。

そんな想いで、作品と向き合っています。

この経験を経て、
他のアーティストのミュージックビデオやアーティスト写真にも関わらせていただけるようになり、

ついに──

“あのバンド”の
ミュージックビデオとアーティスト写真のヘアメイク

を担当させていただくことになりました。

続きは、次回。

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